法人概要
平和で笑顔のあふれる家庭のような施設を創り、高齢者の命・暮らしを護ります。
一、「共に生きる・共に支える」
一、「ご利用者の一人ひとりの人生・個性を尊重」
を合言葉にします。
この度、新たに「社会福祉法人 六甲鶴寿園」の理事長に就任いたしました
出上 俊一(でがみ しゅんいち)です。
六甲鶴寿園は、昭和44年3月に認可を受け、同年5月1日に「養護老人ホーム 六甲台ビラ」の事業開始をもって発足いたしました。その後、いろいろな経緯を経て、現在は、六甲台ビラの他に、養護盲老人ホーム 千山荘、特別養護老人ホーム きしろ荘、 ケアハウス きしろ長寿の里、デイサービス なごみ等の事業を展開して現在に至っております。半世紀以上の歴史を刻んできた法人であり、大変多くのご利用者・ご家族・地域の方々に支えていただいて参りました。これまでのご支援、ご協力に改めて深く感謝申し上げます。
六甲鶴寿園は、瀬戸内海国立公園の区域に指定されている「六甲山」の麓で豊かな緑に囲まれ、眼下には「ちぬの海」が広がっています。設立当初から四季折々の自然に恵まれ、神戸の市街地から阪神間、大阪、泉州そしてその背後に連なる山々が眺望できる鶴甲の地という素晴らしい環境は現在も当時と変わっておりません。
一方、日本社会に目を転じますと、日本が超高齢社会に突入したとされるのが2007年(平成19年)ですが、その後さらに少子高齢化が進行し、団塊世代の全ての方々が75歳以上の後期高齢者となるのが今年(令和7年)にあたります。
この間、寿命も延び、「人生100年時代」という長寿社会の到来ですが、高齢になっても健康で安全安心に、また、こころ豊かに暮らしたいというのが高齢者の願いであると考えられますし、ご家族の思いも同じはずです。
このような多くの方々の思いに応えるべく、六甲鶴寿園では様々な職種の職員が気持ちを一つにして利用者の皆様のお世話をさせていただいています。日々の健康と生活の支援は看護師・介護職員・機能訓練指導員がきめ細かく見守り、支援し、また、潤いのある生活に不可欠な食事に関しては、栄養バランスに配慮した美味しい食事を個人毎の摂食状況に合わせて(管理)栄養士・調理師が提供しています。
また、生活上の困りごとなどについてはケアマネジャー、生活相談員が様々な悩みやご相談に応じるとともに、適切な介護プランを作成する体制をとっています。
さらに年齢とともに受診機会が多くなる医療に関しては、利用者各人のかかりつけ医はもちろん、併設の診療所をご利用いただけますし、協力医療機関のほか、訪問診療・ 歯科診療もあります。いろいろな場面で必要な関係機関との連携を十分図れるように努めています。
今後とも、これまでの長い歴史の中で培ってきた豊富な経験を活かし、一人ひとりの人生・個性を尊重する利用者中心の施設運営に努めていく所存ですので、ご利用者・ご家族・地域の方々をはじめ、全ての関係者の皆様におかれましては、引き続き、温かいご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます
令和7年9月9日
社会福祉法人 六甲鶴寿園
理事長 出上 俊一
法人概要
法人名 | 社会福祉法人 六甲鶴寿園 |
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住所 | 〒657-0011 兵庫県神戸市灘区鶴甲5-1-50 |
電話番号 | 078-841-8454 |
理事長 | 出上 俊一 |
六甲鶴寿園創立者のご紹介
1940年代後期の太平洋戦争敗戦後の混乱の中、殺伐とした世情の時代に創立者:木代重行は「老人問題」について崇高な理念に燃えていた。数々の困難に挑戦していく中で理想を着々と実行実践し、今日の六甲鶴寿園の礎を築いた。
1946年(昭和21年) | 社団法人食糧講習所を宮崎県日向市にて創立する。(理事長 木代重行) |
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1948年(昭和23年) | 社団法人健康科学研究所と改名。兵庫県明石市において「きしろ厚生病院」を創立する。 その間、戦後の老人問題に心を砕き、日本初の有料老人ホームを構想。 |
1950年(昭和25年) | 有料老人ホーム「日本綜合老人ホーム」を開設。 |
1969年(昭和44年) | 「社会福祉法人六甲鶴寿園」を設立 (理事長 木代重行) 養護老人ホーム「六甲台ビラ」(定員50名)を設立 (木代重行 施設長就任) |
1970年(昭和45年) | 木代重行初代理事長 勲五等瑞宝章叙勲。 |
1971年(昭和46年) | 軽費老人ホーム「長寿園」(定員80名)を設立(木代マサノ 施設長就任) |
1973年(昭和48年) | 養護盲老人ホーム「千山荘」(定員50名)を設立 (木代重行 施設長就任) |
1977年(昭和52年) | 職員宿舎・リハビリテーションホール設置 |
1979年(昭和54年) | 特別養護老人ホーム「きしろ荘」(定員50名)を設立 (木代マサノ 施設長就任) |
1980年(昭和55年) | 木代重行初代理事長 従六位勲四等瑞宝章追贈。 木代マサノ 理事長就任 |
広大な原野の前に老壮センター設立の意を決す1
茶道の友人たちと 明石時代の創立者自宅前にて
1983年(昭和58年) | 特別養護老人ホームきしろ荘短期保護事業開始 |
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1987年(昭和62年) | 坂田君子 理事長就任 |
1988年(昭和63年) | 養護老人ホーム六甲台ビラホームヘルプ事業開始 養護盲老人ホーム千山荘ホームヘルプ事業開始 |
1991年(平成3年) | 養護老人ホーム六甲台ビラ給食サービス開始 特別養護老人ホームきしろ荘給食サービス開始 養護盲老人ホーム千山荘短期保護事業開始 |
1992年(平成4年) | 軽費老人ホーム長寿園ホームヘルプ事業開始 |
1994年(平成6年) | 神戸市よりきしろ荘ケアプランモデル施設の指定を受ける |
1995年(平成7年) | 阪神淡路大震災被災者受入れ(延べ96名) 地域型仮設住宅生活支援員11名派遣 |
1997年(平成9年) | 特別養護老人ホームきしろ荘厚生省入退所計画モデル実施となる |
2000年(平成12年) | 介護保険事業に移行する。 |
2006年(平成18年) | 軽費老人ホーム長寿園建替え事業 ユニット介護型ケアハウス「きしろ長寿の里」(定員60名)開設 併設 デイサービス「なごみ」を開始 |
2020年(令和2年) | ユニット型特別養護老人ホーム「陽だまりの家きしろ」(定員60名)を新規開設。 |
我が家の庭に集う老人たち
勲五等瑞宝章の栄に浴す(昭和45年11月3日-妻マサノと皇居にて)